●月次決算について
経理不在となって、月次試算表を作成していない会社が多く見受けられます。
本来多くの社長にとって売上や利益と資金繰りは一番気になるところのはずです。
しかし、そもそも社長の経理に対する考えとして決算は税務署に申告をするためや、銀行から融資を受けるためにやむをえず行っている行為のように考えていらっしゃる方が少なからず見受けられます。
もともと会社の経営は数字を見ずにできるものではありません。
社長は、きちんとした計数感覚を日頃から養って安心・安全な会社経営にまい進しなければいけません。
●経営計画について
では、単に月単位の経理の数字集計をして月次試算表を毎月作成すればOKなのでしょうか?
利益を出し、キャッシュとして残し、会社を継続的に発展させ、社長の夢と希望を実現するためには、事前の計画が欠かせません。
経営者は企業が将来を見据えて常にチャレンジしてゆくためには経営戦略や企業ビジョンなどに基づいて数値レベルに落とした経営計画作成により経営の方向性をはっきりさせる必要があるのです。
将来の経営目標の確実な達成のためには、戦略に基づいた経営計画策定と、月次決算による数値検証が必須となります。 このような戦略経営の手順は次のように実行します。
1)経営戦略策定 : 自社に合った勝ち残り戦略をじっくり練る
弱者のNO.1戦略としてのランチェスター戦略 や
競争のない未開拓市場を作るオンリーワン戦略としてのブルー・オーシャン戦略
を学んで自社流の戦略を築く
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2)目標策定 : 中期経営計画立案
経営者は、先ずは経営理念、経営目標を明確にして将来のビジョンを具体的に表明する。
次に、冷静に自社の現状を見つめ直し、経営者のビジョン達成のために有効な練りに練った経営戦略を基にして、行くべき経営の道筋を数値に落とし込んだ年単位の5カ年数値計画を立案する。
中期経営計画書サンプルは ⇒ こちら(PDF形式)
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3)行動計画策定 : 単年度経営計画立案
中期経営計画によって5年後の数値計画が出来上がったら、次に単年度計画により来期の月単位行動計画と月別数値計画に落とし込んで単年度の経営計画を立案することによりビジョン達成の道筋をより具体化していきます。1年間の損益・資金繰りの見通しもかなりきっちりと事前予測することが可能となってきます。
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4)達成管理 : 予算・実績管理
月次決算を迅速に実行して計画と実績のズレを把握し、戦術の見直しをして
計画の軌道修正を行います。
予算・実績管理サンプルは ⇒ こちら(PDF形式)
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